技術者養成研修会Aコース
(旧 若年技術者養成研修会)
1.目的
この研修会は、組合員企業の電気工事技術者に対し、労働安全衛生法に基づく特別教育(低圧配電の基礎並びに安全衛生に関する基礎教育) を行い、作業者の安全と健康の確保促進を図り、以って組合員事業の発展に寄与するものである。
2.受講対象者
当協会組合員企業の従業員を対象とする。
3.受講料
7,500円/1名(テキスト代、税込)
(昼食代は含まれていません)
4.会場
九州電力(株)支店管内ごとに、各県工組の指定する会場とする。
5.参加人員
20名以上(1会場)とする。
6.実施回数
年度中に福岡県工組は6回、その他の県は3回までを補助金の対象とする。
7.講師
全九電協より派遣します。((社)日本電気協会九州支部が担当)
8.手続等
・各県工組は開催計画書を作成し、開催予定日の1ヵ月前までに、全九電協へ提出する。
・会場手配、ホワイトボード、スクリーン、100V電源は各県工組で準備する。
(パソコン、プロジェクターは講師が準備)
・受講記録は「修了証」を後日県工組へ発送する。ただし、実技教育については、各組合員企業内で行い「安全研修受講手帳(黄色)」を使用し、期日欄の「受講年月日」上段に「労働安全衛生特別教育(実技)」を明記する。もしくは、受講記録を自社内で作成し保管管理する。
・実技講習用受講記録の様式は、ホームページの技術情報から出力が可能です。
・各県工組は研修会終了後に受講者名簿を全九電協へ提出する。
9.研修カリキュラム
科目 | 時間 | 時間割 | テキスト | 講師 |
---|---|---|---|---|
開講の挨拶オリエンテーション会長 | 10分 | 8:50~9:00 | 各県役員日本電気協会 | |
低圧の電気に関する基礎知識【第1編】 | 60分 | 9:00~10:00 | 低圧電気取扱特別教育テキスト | 日本電気協会 |
低圧の電気設備に関する基礎知識【第2編】 | 120分 | 10:00~12:00 | 低圧電気取扱特別教育テキスト | 日本電気協会 |
昼食 | 50分 | 12:00~12:50 | ||
低圧用の安全作業用具に関する基礎知識【第3編】 | 60分 | 12:50~13:50 | 低圧電気取扱特別教育テキスト | 日本電気協会 |
低圧の活線作業及び活線近接作業の方法【第4編】 | 120分 | 13:50~15:50 | 低圧電気取扱特別教育テキスト | 日本電気協会 |
関係法令【第5編】 | 60分 | 15:50~16:50 | 低圧電気取扱特別教育テキスト | 日本電気協会 |
事務連絡 | 10分 | 16:50~17:00 | 各県事務局 |
低圧電気取扱に関する説明
低圧の充電電路の敷設もしくは修理の業務、配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路のうち、充電部分が露出している開閉器の操作業務においては、低圧電気取扱特別教育を修了した者でなければ業務に就くことはできません。 (法第59条、規則第36条)また、経済産業省の資格である第二種電気工事士免許を取得していても、低圧電気取扱業務等に就く場合は、 必ず厚生労働省の電気(低圧)取扱特別教育を修了していなければなりません。
「低圧電気取扱特別教育」は学科講習と実技講習を行う必要があります。
学科講習を受けて発行される修了証は「学科講習の修了証」です。
実技講習については、各事業所で規定時間の実技を実施していただき、各事業所で 記録(証明)することになります。
実技の内容は「低圧の活線作業及び活線近接作業の方法」で7時間以上の講習が義務 付けられていますが、開閉器の操作業務のみの場合は1時間以上となっています。なお、電気工事士の資格を有するものであっても、この特別教育の科目の省略は出来ません。
法律で定められている講習科目と時間数
講習科目 | 時間数 | 計 | 合計 |
---|---|---|---|
低圧の電気に関する基礎知識 | 1 | 学科7 | 14 |
低圧の電気設備に関する基礎知識 | 2 | ||
低圧用の安全作業用具に関する基礎知識 | 1 | ||
低圧の活線作業及び活線近接作業の方法 | 2 | ||
関係法令 | 1 | ||
低圧の活線作業及び活線近接作業の方法(実技) | 7 | 実技7 |
技術者養成研修会Aコース
(フルハーネス)
1.目的
この研修会は、組合員企業の電気工事技術者に対し、労働安全衛生法に基づく特別教育(諸外国や国際標準化機構の動向を踏まえ墜落等の労働災害を防止する)を行い、 作業者の安全と健康の確保促進を図り、以って組合員事業の発展に寄与するものである。
2.受講対象者
当協会組合員企業の従業員を対象とする。
3.受講料
5,500円/1名(テキスト代、税込)を基準として各県工組にて決定する。
4.会場
各県工組の指定する会場とする。
5.参加人員
10名以上(1会場)を基準とする。
6.実施期間
各年度中に実施する。(回数は県工組の裁量とするが、Aコースと併せて補助金の対象とする)。なお、県工組主催でない場合は補助金の対象とならない。
7.講師
各県工組より指名された方(全九電協主催の特別教育を受講された方など)
8.手続等
・各県工組は研修会終了後(結果)の受講者名簿を作成して、記録保管する。
・補助金の対象となる場合は全九電協へ受講者名簿を提出する。
9.研修カリキュラム
章 | 科目 | 時間 | 時間割 | 受講科目の省略 | 講師 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | |||||
開講の挨拶オリエンテーション | 10分 | 9:00~ | 各県役員等 | ||||||
Ⅰ | 第1章:作業に関する知識 | 60分 | 9:10~10:10 | ○ | 各県工組が指名 | ||||
Ⅲ | 第3章:労働災害の防止に関する知識 | 60分 | 10:20~11:20 | ○ | ○ | 〃 | |||
Ⅳ | 第4章:関係法令 | 30分 | 11:30~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 〃 |
昼食 | 50分 | 12:00~12:50 | |||||||
Ⅱ | 第2章:墜落制止用器具に関する知識 | 120分 | 12:50~14:50 | ○ | ○ | ○ | 〃 | ||
Ⅴ | 第5章:実技 | 90分 | 15:00~16:30 | ○ | ○ | ○ | 〃 | ||
事務連絡(受講記録渡し等) | 20分 | 16:40~17:00 | 各県事務局等 |
【受講科目の説明】○印を受講する
①フルハーネス型を使用した作業の経験6ヶ月以上有且つ、足場特別教育又はロープ高所作業特別教育経験有:Ⅳ(0.5H)
②フルハーネス型を使用した作業の経験6ヶ月以上有:Ⅲ・Ⅳ(1.5H)
③胴ベルト型を使用した作業の経験6ヶ月以上有且つ、足場特別教育又はロープ高所作業特別教育経験有 :Ⅱ・Ⅳ・Ⅴ(4.0H)
④胴ベルト型を使用した作業の経験6ヶ月以上有 :Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ(5.0H)
⑤足場特別教育又はロープ高所作業特別教育経験有 :Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ・Ⅴ(5.0H)
技術者養成研修会Bコース
(旧 中堅電気技術者研修会)
この研修会は、中堅電気工事技術者としての基本的な電気設備設計能力を養成し、そのレベルアップを図ることにより、電気工事業界に対するお客さま信頼度を向上し、併せて電気設備の適正化と近代化を推進し、生活文化の向上に寄与するために実施するものである。
Ⅰ.研修会の内容及び実施
1.研修会の内容
最新の機器材料を利用した提案型技術営業を進める内容でパナソニック(株)と協議相談の上、各地区(県工組又は支部単位)で実施する
2.研修会の日程等
パナソニック(株)と協議相談の上、開催日、会場等を各地区にて設定する
Ⅱ.対象者
各県電気工事業工業組合の組合員及びその従業員とし、実務経験5年以上を目安とする
Ⅲ.参加人員
30名~40名程度とする
Ⅳ.参加申込
1.参加申込場所
各支部(分所)事務所を通じ、各県工組事務所に申し込む
2.受付期日
各県工組の指示する日
Ⅴ.その他
テキスト、教材、講師、カリキュラム等は全てパナソニック(株)と相談の上準備実施する